ほとんどらんちゅうの仔引き経験がない 金魚一道 U による 冬眠明けから品評会エントリーまでの戦いの記録。
ヘルペスなどの予防に卵をイソジンで消毒しました。発泡スチロールにて20℃一定で保温します。当然ながら 遮光します。紫外線は卵に有害ですので、絶対光を当てないでください。★カビの予防にアグテン(マラカイトグリーン)を少量入れます。最後にフタをしますが、必ず エアーレーションをして 新鮮な空気を供給して下さい。
生みそうな♀を捕まえ、雌も十分に水分を取ります。水分がついていると、受精が上手くいきません。ワセリンを塗り込んだ入れ物に卵を絞ります。ワセリンは入れ物に卵が付着しないためのものです。必ず水分を取ってください。卵は、お腹を軽く押すだけで激しく出てきますので、力を入れる必要はありません。絞った卵へリンゲルに混ざった♂の精子を入れますが、ココではまだ受精していません。水を入れた時点で即時5-10秒程度で受精が始まります。水をいれて十分攪拌して受精率を高めます。30秒-60秒程度で良いと思います。水と反応して卵は、粘着質を持ってきますので、そこて、ビニールシートへ粘着させます。
4/14 産卵行動が始まりました。待望の人工授精を行います。まず、♂の精子を取る作業です。
注射器に事前に リンゲル液を 取っておきます。十分精子を出す希望の雄を使います。今回は、雄の仲でも一番フンタンが出ている雄をつかいました。魚を上げて、十分に水分をとります。
水がついていると、精子の活性が上がりいざ、受精の時に使えず、未受精卵になってしまいますので、注意が必要です。リンゲルの入った注射器で、肛門の前後を軽く押してあげると白い精子が出ますので、これを注射器で吸い込みます。リンゲルとよく振って混ぜてください。
ブラインを上げるので準備しました。ブラインを湧かすのは、初心者ですので、失敗するかも知れません。スチーロールの箱に梅酒瓶8Lを二個入れて 水温を26℃ 少し低めです。ある方からのお勧めで、通常は28-30℃らしいのですが、成長が早くなり早く死ぬらしいので、少し低めにしました。塩分濃度も3%が基準値ですが、低めの2%前後にしました。ブラインの量は見当が付かないので、まずは25g入れてみました。
4/11に孵化し始めました。約200~300匹位と思われます。初期飼料として、バクテクトを入れて、餌やりまえの初期飼料として体力強化病気予防を行います。
★人工授精も、そろそろ出来そうな気配ですので、その様子も皆様へお見せ出来そうです。
自然産卵で朝産みました500個くらいの量で少なめでした。
★なかなか産まない魚達
4/6 品評会後の様子 塩0.6%グリーンfにて薬浴中です。
★例の三匹の一匹が 二歳会にて東大関になりました。浜松の伊藤三郎氏の雄魚です。
現在三匹とも薬浴しております。
東大関は、状態を見て、販売します。
体型は雌タイプですが、しっかり精子を出しますので、確実雄です。
欲しい方はメールにてお問い合わせ下さい。
info@kinhito.com
十分トリートメントしてお渡ししますので、10日前後必要になると思います。
水替えして産卵準備をしてみました。自然産卵にも対応できるよう波板も置いてみました。
★4/6 春の二歳会へ三匹出品 なんと一匹が 東大関になりました。うれしいです。でも自分が仔引きした魚ではありませんので、実感はないです。浜松の伊藤三郎氏の魚で、更紗の太身のある雄です。
リベンジ組 8匹の状態です。非常に良い感じです。
★ウィルスチェック
ヘルペスウィルスを持った?2匹に別の魚を混ぜてみます。どうなるかが楽しみです。水温は21℃です。
薄くグリーンFをいれました。餌も即あげて見ました。これで状態に変化がなければ、どこかの品評会へ連れて行こうと思います。
★リベンジ組状態良好仔引き準備が整って来ました。水温21℃病気予防に3日間粒餌に抗生物質を混ぜて食べさせました。
下の画像の 日らん溜魚とウィルスの疑いのある魚2匹です。これから、別の魚を混ぜて様子を見てみます。
3/18(火)先発隊は、玉砕しました。混ぜた8匹中 なんと怖い事に6匹が死亡しました。
まぜた事で、ウィルスが蔓延した可能性もあります。原因は、ウィルスの二次感染で、エロモナス、コステア(鞭毛虫類)
が原因と考えられます。病気の発生は、15℃飼育の時には、異常は感じられませんでした。
ウィルスが最も活性化する水温は24℃といわれていますが、16-20℃の温度体で発病しました。
餌を元気に食べていた魚が翌日の朝に死んでいる状態です。また、激しくエラをぱかぱかさせたり、突然口をぱくぱくさせて
苦しみながら、あっけなく死んで行く個体もありました。
治療の甲斐無く9匹中7匹死亡で本日終息した感じです。
★ココで驚愕な事実が発覚★
死ななかった魚には、ただ偶然死ななかった訳ではありませんでした。それには、科学的に裏打ちされたしっかりした事実があったのです。それは、餌にヒントがありました。品評会に出しても死なない、春先の産卵期にも死なない魚を育てる為の人並みならぬ苦労があったのです。(きんひとひろばの全てのコンテンツを利用できる会員の方へは、こっそりお教え致します。)
★死亡魚一覧★
1.言わずと知られる岡山柏野氏の雄魚★3/17死亡
2.昨年当歳が大当たり岡山錦鱗会で当歳西大関を取った愛媛の松本好孝氏の雄魚★3/16死亡
3.毎年コンスタントに全国へ入賞されている 愛知の深見養魚場産のらんちゅう雌魚★3/16死亡
4.毎年コンスタントに全国へ入賞されている 愛知の深見養魚場産のらんちゅう雌魚★3/17死亡
5.浜松の伊藤三郎氏の雌魚1匹 ●生存●
6.死なない方法の日らんタメ雄魚 佐藤実氏 ●生存●
7.裾野 西川氏の雄★3/16死亡
8.裾野 西川氏の雄★3/16死亡
9.死なない方法の日らんタメ魚 松本好孝氏の雄魚★3/16死亡
3/18(火)昼の状況 先日3/14に持ってきました。三島の佐藤氏の明け二歳で リベンジです。初めて餌をあげました。餌食いも良い感じで、これなら いけそうな気がしています。
現在 塩0.5% 水温18℃です。
水替えして ヒーターで18℃ 餌はまだです。
元の魚は とても 危険な状態です。
フィラ液を使っています。
調子は変わらず!仔引きは絶望的!
そんな状態です。残念です。が